一寸の虫にも五分の魂。
人間の命も、蚊の命も、重さで比べられるものではないかなと思う。
両方とも生きているって言う意味では。
まあ、人間のほうが若干いろいろ複雑で、蚊よりも何倍も強いけど。
迷惑がかからなければ生きるも死ぬのも好きにすればいいと思う。
ただ、一切迷惑をかけずに死ぬのって、非常に難しいことなんだよね。つーか、まず無理。
死にたいって思っている人間にとっちゃ、この世から逃げ出したいっていうのが第一。
その後の迷惑云々なんてどうでも良くなっちゃうくらい、追い詰められている。
だから、逃げ出さなくて済むような世の中を作っていかなきゃ、自殺をとめることはできない。
だけども、誰もが満足できるような社会なんてものは、理想の中にしか存在しない。
結局のところ、最後にゆだねられるのは、個人個人の、人としてのあり方。
生きていて迷惑を掛けまくる奴もいるわけだし。
そんな奴をみて「いなくなっちゃえばいいのに」って聖人君主以外は心のそこでチラッと思っていたりするのだろうし。
所詮みんな自分勝手だから、自分勝手なりに人との折り合いをつけていかなくちゃいけなくて。
気がつくと、ギクシャクしていて捻じ曲がっていて、しがらみだらけ。(welcome to sa.yona.la)
人間ってめんどくさいなぁ。・・・輪廻転生というものがあるなら、次は虫に生まれたい。
少なくとも私は自殺した人に「迷惑かけやがって」とはいえない。
死者に対して悪口を言うのは趣味じゃないし、
自分自身、誰かに迷惑をかけなかったことなんて、ないからだ。
迷惑をかけないように生きていけるようになりたいとは思うけど、
周り巡って、どっかで私が生きている分のシワがよっているんじゃないかと思うから。